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三国志の真の主役は誰か?渡邉義浩『三国志 演義から正史、そして史実へ』感想・評価・レビュー

渡邉義浩氏の『三国志 演義から正史、そして史実へ』を読みました。

 中国の漢代から三国時代、そして魏晋南北朝時代を専門とする歴史学者・渡邉義浩氏の『三国志 演義から正史、そして史実へ』を読みましたので、その感想を書いていきたいと思います。・・・この本も大学の卒論で『三国志』をやるなら読まないといけませんねえ・・・・・・。



 三国志に関する記事は以下の通りです。
井波律子氏による現代語訳『三国志演義』を買いました!|『三国志演義』なんてくだらない?いえいえ、全然そんなことはないですよ!
ブロガー必見!『三国志演義』に学ぶ面白い文章の書き方|井波律子・翻訳『三国志演義(一)』ネタバレ・感想・あらすじ・評価・レビュー
【書評】三国志好きなら読んでおけ!吉川幸次郎『三国志実録』感想・評価・レビュー
【書評】三国志の本ならこれは読んでおけ!金文京『中国の歴史04 三国志の世界』感想・評価・レビュー
中国ボーカロイド洛天依の三国志ロック!『權御天下(帝王孫権)』歌詞と日本語訳【MUSYNC】




『三国志』の真の主役は誰なのか?

 さて、この渡邉義浩氏の『三国志―演義から正史、そして史実へ』ですが、もとは2010年に中公新書から出版されたもの。

 私は出版された直後に一度、読んでいるので、今回で二度目の読了となりますね。

 中国史を専門に研究する学者として、渡邉氏は多数の著書を書き、その論に多少の問題はありながらも精力的な活動を行っております。『三国志 演義から正史、そして史実へ』も、大学の卒業論文などで『三国志』を扱う学生なら必ず読まなければならない本ですねえ。



 Amazonの内容紹介は次のようになっております。

内容(「BOOK」データベースより)
日本人をも魅了し続ける、三国志。しかし、『三国志演義』や、それを下敷きにした小説・ゲームの世界は「虚構」に満ちている。また、「正史」と呼ばれる歴史書の『三国志』も書き手の偏向がつきまとう。本書は、一般に親しまれている『演義』を入り口に、「正史」の記述を検討。そして、史実の世界へと誘う。暴君董卓の意外な美点、曹操が文学に託したもの、劉備と諸葛亮の葛藤―あなたの知らない三国志がここにある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
渡邉/義浩
1962(昭和37)年、東京都生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了。文学博士。現在、大東文化大学文学部教授。専門は中国古代史。三国志学会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
『三国志―演義から正史、そして史実へ』Amazon内容紹介より

 渡邉氏の『三国志論』というと、何かと問題のある「名士」論が展開されますが、私には『三国志 演義から正史、そして史実へ』ではあまり触れられていないように感じられました。

渡邉 義浩 三国志軍師34選 読了。

 まあ、要するに渡邉氏の言う様な「名士」は史料中には存在せず、しかも「名声」という非常に曖昧なものを史料に拠らずに使用しているわけですね。卒業論文で渡邉氏の『三国志』論を使うと、教授からこの辺をかなり厳しく追究されるのではないでしょうか?w

 こういった渡邉氏の『三国志』論については、色々な書籍で触れられておりますが、代表的なものとしては『「三国志」の政治と思想 史実の英雄たち (講談社選書メチエ)』、『三国政権の構造と「名士」』があります。それと私は未読ですが『英雄たちの「志」 三国志の魅力』にもたぶん書かれているのでしょうね。

 とくに『三国政権の構造と「名士」』は渡邉氏の三国志理解の基礎となりますので、お高めのお値段ですが、卒論で『三国志』を扱う学生さんは買って読まないと教授に怒られてしまいますよw



 ところで皆さんは『三国志』の主役と言うと誰を思い浮かべるでしょうか?蜀漢の初代皇帝となった劉備?それとも彼に三顧の礼で迎え入れられた諸葛亮?はたまた「乱世の奸雄」曹操でしょうか?

 現在、もっとも読まれている『三国志演義』の版本を書き上げた毛宗崗は次のように考えたようです。

 『三国志』には三人の主人公がいる

 この『三国志』の三人の主人公を、彼は「三絶」と総称しております。すなわち「智絶」諸葛亮と、「奸絶」曹操、そして「義絶」関羽の三人が三国志の主役であると考えているわけですね。

 『三国志 演義から正史、そして史実へ』では、この三人を中心に、『三国志演義』の内容を絡めながら三国志の序盤部分を記述していきます。

 関羽については、渡邉氏自身の著書『関羽: 神になった「三国志」の英雄』がありますので、こちらの方も一緒にご覧になることをおすすめします。

 そして、その後半、諸葛亮の北伐から三国時代の終焉を各史書の記述と渡邉氏自身の自説に基づきながら、記述しておりますね。

 他の学術書と比べると、比較的読みやすく、わかりやすい内容で面白い本ではありますよ。


 渡邉義浩氏の『三国志 演義から正史、そして史実へ』は以下のリンク先から購入できます。
三国志―演義から正史、そして史実へ (単行本・Amazon)
三国志 演義から正史、そして史実へ (Kindle・Amazon)
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