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中国ではイスラム国は存在できない?山谷剛史『中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立』感想・評価・レビュー

山谷剛史氏の『中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立』を読みました!

 先日、星海社新書より発売された山谷剛史氏の『中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立』を読みました。中国のインターネットをめぐる歴史を概観したことの本の感想を少し書いてみたいと思います。



 中国のインターネット事情に関する記事は以下の通りです。
Tokyo Panda『<<80后・90后>>中国ネット世代の実態』感想・評価・レビュー




中国のネット上では「イスラム国(ISIS、ISIL、DAESH)」は存在できない?

 今回、レビューを書く山谷剛史氏の『中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立』ですが、著者の山谷剛史さんは以前にソフトバンク新書から、『新しい中国人 ネットで団結する若者たち』という本を出版しており、私の中国インターネット事情に対する理解は、この本によるところが大きかったりします。

 関連する書籍としては、上の山谷剛史自身の『新しい中国人 ネットで団結する若者たち』のほかに、少し古い本ですが、遠藤誉氏の『ネット大国中国――言論をめぐる攻防 (岩波新書)』や、サーチナ総合研究所の『知らないではすまない中国の大問題』なんかもおススメですね。

 それで今回、新しく出版された『中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立』ですが、最初に、現在の中国のインターネットの中心となっている世代を、文化大革命以後に生まれた75后(1975年以降生れの世代)だとし、彼らが生まれた1975年から、インターネットを作り上げたWindows95が登場する1995年までの状況を概観した上で話をすすめております。



 この時期はまだ、インターネット登場以前のこととなるわけですが、パソコンはすでに登場しており、この時期には中国のパソコンゲームの定番となったのは、中国語圏で大人気の作家・金庸の同名小説をもとにしたゲーム『仙剣奇侠伝』が登場しております。

 インターネット登場以後、まもなく後の中国のインターネット検閲の基礎となるシステムが登場し、人民網などのポータルサイトが登場します。

 中国のインターネット検閲は最近になって突如として登場したものではなく、インターネット登場当初からすでにわずかながら存在しており、「Green dam」の騒動によって、それまでヘビーユーザー以外にはさほど知られていなかった中国製hによる検閲システムが多くのユーザーに知られるようになります。

 「Green dam」はさんざんネット界隈を騒がせながらも、結局は世に登場することなくひっそりと開発会社ごと消えてなくなりますが、当時の騒動はかなり大きかったものです。

グリーンダムたん
無題 | Assyrian [pixiv] http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=4721607より

 「グリーンダムたん」もこの騒動の中で登場した中国ネットユーザーの「緩い」抵抗の証だったように思います。







 現在においては、その検閲システムは「金盾」とか「Great fire wall(防火長城・万里の長城をもじったもの)」とか呼ばれているもので、中国からはTwitterもFacebookもYoutubeも、かつては正式に中国市場に参戦していたGoogleも利用できません。だからといって、中国でのネット生活が不便なものかというとけっしてそんなことはなく、TwitterもFacebookもYoutubeもGoogleさえも、類似のサービスがすでに存在しているため、中国のネットユーザーはそれを甘んじて受け入れているようです。

 また、その厳しいネット検閲システムのために、中国ではイスラム国(ISIL、ISIS、Daesh)のようなインターネットを利用した活動(参照:イスラーム国の衝撃 (文春新書))を行うことは非常に難しいとのことです。




 言われてみれば当然の話で、中国でイスラム国がやっているようなネットの使い方をすれば、あっという間にその活動拠点が割れてしまいかねないわけで、色々と考えさせられてしまう内容ですね。

 山谷剛史氏の『中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立』は以下のリンク先から購入できます。
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大学や大学院などで中国の歴史を専攻し、その後は数年、横浜の中華街で働いていたこともある人。
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三国志オタクだったのがどこをどう間違えたか、中国に関する色々な本を読む雑食になる。


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