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【書評】三国志が好きなら絶対読むべき!金文京『三国志演義の世界』感想・内容・評価・レビュー

三国志好きなら絶対読むべき!『三国志演義の世界』を再読しました。

「関羽は何で神になったの?」
「関索って誰?」

 皆さんはこんな質問に明確に答えられますでしょうか?中国文学者:金文京氏の『三国志演義の世界』はそんな疑問に答えてくれる三国志研究の入門書として最適な本となっております。今回はこの本を再読しましたので、その感想を書いていきます。



 三国志・三国志演義に関する記事は以下の通りです。
台湾製三国志スマホゲーム『三国異聞録』のPVがかっこうよすぎるぅ~~~~!
【書評】渡邉義浩『「三国志」 最高のリーダーは誰か』感想・評価・レビュー|軍略家だのなんだのどうやって判断してるんだ?
日本人なら読むべき!渡邉義浩『魏志倭人伝の謎を解く - 三国志から見る邪馬台国』感想・評価・レビュー
『人間三国志 覇者の条件』林田慎之助|曹操・劉備・孫権、三人の君主はどのように生きたのか?
『人間三国志 軍師の采配』林田慎之助 感想・評価・レビュー|三国志屈指のライバル関係:諸葛孔明と司馬懿はどう戦ったのか?




歴史に小説、民間の伝承から京劇まで三国志の基礎知識はこれ一冊に全て詰まってます!

 この金文京氏の『三国志演義の世界』ですが、この本は小説『三国志演義』から、歴史書『三国志』はもちろんのこと、『三国志』にまつわる民間伝承や、京劇などかなり幅広く取り扱っております。

 以前にも一度、この本を読んでいたのですが、その時、非常に印象に残っていたのが関羽の息子:関索の話でした。



 関索という人物は、歴史書『三国志』にはその名が見えず、しかも小説『三国志演義』にもその元となった『三国志平話』にもほとんど登場しない非常にマニアックなキャラクターとなっております。



 関索は宋の時代や元の時代には、非常に様々なところでその名前を見かける人気キャラクターだった(たとえば『水滸伝』では108人の豪傑の一人楊雄のあだ名は「病関索」、つまり「病気の関索」でした)ようなのですが、『三国志』『三国志演義』『三国志平話』のいずれでもあまり登場しないキャラクターであったがために、その詳細がよくわからないキャラクターでもありました。

 「関索とはいったい何者なのか?」

 その答えは地下から発見されました。1967年上海の西北にある嘉定県で一つの墓が発見されました。その墓の墓主の棺の中にあった書物の中の一つに関羽の息子:関索を主人公にした物語『花関索伝』がありました。

 『花関索伝』は要するに主人公である関索が『西遊記』の孫悟空のように数多の妖怪を倒していく物語で、そのため、荒唐無稽な話が多く、『三国志演義』の作者(と言われる)羅貫中は彼の内容を採用せず、以後、彼のことはあまり知られなくなってしまったようです。



 ちなみに、関索は『花関索伝』の中で鮑三娘や王桃など三人の女性を妻として娶っています。羨ましいw



 関索は清代に作られた『三国志演義』のテキストでは、諸葛孔明の南征のシーンでわずかに登場しますが、実は羅貫中が最初に作った『三国志演義』の版本では登場しないと考えられております。

 つまり『三国志演義』のテキストには関索が登場するものとしないものとが混在し、これが『三国志演義』の成立を巡る重大な問題となっていたりしますね。

関羽はなぜ神になったのか?

 また、その関索の父、関羽は現在では世界各地にあるチャイナタウンに関帝廟が作られ、神様として祀られております。

 主君である劉備ですら神にはなっていないにも関わらず、関羽はなぜ神になったのでしょうか?



 関羽が神として祀られた最初の例と思われるものは、北宋の“風流天子”と呼ばれた徽宗が、女真族の金の侵入を防ぐために関羽を祀ったことがその始まりとされております。

 戦いの神には関羽の他にも、初代戦いの神として中国の神話上の帝王:黄帝と琢鹿の野に於いて戦った蚩尤(しゆう)がおりますが、関羽がこの蚩尤を倒す話なども作られていたりします。



 武神としても大活躍する関羽ですが、現代においては、商売の神様としても祀られております。それはいったいどうしてなのかと言いますと・・・・・・

 そのあたりは読者の皆さんが『三国志演義の世界』を読んで確かめてみてくださいw

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感想(1件)






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