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「待て、慌てるな。この記事は諸葛亮の罠だ」 宮川尚志 『諸葛孔明――「三国志」とその時代 』感想・評価・レビュー

ネットで大人気の「孔明の罠」の人

 ネット用語「孔明の罠」の元ネタであり、『三国志』及び『三国志演義』で人気の人、諸葛亮の伝記である宮川尚志氏の『諸葛孔明--「三国志」とその時代』を読みましたので、感想とか評価とか、レビューとかを書いてみたいと思います。

諸葛孔明――「三国志」とその時代 (講談社学術文庫)諸葛孔明――「三国志」とその時代 (講談社学術文庫)
(2011/10/13)
宮川 尚志

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 三国志に関する記事は以下の通りです。
三国志漢詩紀行 読了
三国志と乱世の詩人 読了
本田透 『ろくでなし三国志 本当はだらしない英雄たち』 感想・レビュー
林田慎之助 岡田明彦『図説 三国志の世界』感想・評価・レビュー【漢詩】
中国産三国志アニメ『侍霊演武』のTCGが登場するらしい




諸葛孔明はなぜ神様のような扱いをうけるようになったのか?

 この本の著者である宮川尚志氏は、東洋史学の出身で主に中国の魏晋南北朝時代を専門に研究されていた方だったりします。そういうこともあって、さすがにこの『諸葛孔明――「三国志」とその時代』は、諸葛亮(諸葛孔明)の伝記としては、非常にオーソドックスな本となっており、非常に勉強になりました。



 Amazonでのこの本の内容説明はこんな感じになっております。

内容説明
史実としての孔明、人はなぜ彼に魅かれたか連戦連敗の将として死んだ諸葛亮。その思想と行動を幾多の文献を用いて描く。なぜ人が彼に魅かれるに至ったのか。その背景をも論じる「三国志」研究の重要古典。
内容(「BOOK」データベースより)
連戦連敗の将として死んだ諸葛亮。無謀な北伐を繰り返しながら後に義の人として絶大な人気を博した「三国志」の英傑。その思想と行動を中国史研究の先駆者が幾多の文献を用いて描き出す。なぜ彼が後世、称賛されるに至ったのか。その評価はどのように変遷したのか。一九四〇年の初版以来、改訂を重ねて読み継がれてきた「三国志」研究の重要古典。

 この諸葛孔明という人は、近年の研究者の間ではよく言われるように、『三国志演義』に登場するような天才的な軍師というよりは、むしろ、軍事方面は不得手で政治家として内政面で特にその手腕を発揮していた人物だったのだと、私も思います。



 この諸葛孔明という人は、後世、魔王かなにかのように語られることになってゆく曹操とは対照的に、まるで神様か何かのような超人として語られていくことになります。

 その辺の事情も、この『諸葛孔明――「三国志」とその時代』に少しだけ語られているのですが、この点についてはこの宮川尚志氏よりも渡邉義浩氏の諸葛孔明に関する著書の方が詳しいです。



 私は渡邉義浩氏のいわゆる「名士」論については、いまいち賛同できないのですが、この諸葛孔明評の変遷に関して言えば、非常に面白く読んだのを覚えております。

渡邉義浩氏の三国志論について思うことを少しだけ

 また、この渡邉氏の後世における諸葛孔明評の変遷は、この講談社学術文庫版の『諸葛孔明――「三国志」とその時代』の解説にも、渡邉氏自らが書いておりますが、宮川尚志氏の伝記と、やはり東洋史を専門に研究してこられた狩野直禎氏の『諸葛孔明―三国時代を演出した天才軍師』を元に書かれておりますので、これら3冊を合わせて読むと、よい勉強になるはずです。



 ちなみに、私の卒業論文は曹操政権の構造について述べたものだったのですが、当時、勉強不足だった私は宮川尚志氏が同じようなテーマで論文を書いていることを知らず、宮川氏と同じような史料を使い、同じような結論を出し、まるで宮川氏の論文を盗作したんじゃないかという内容の卒業論文を書いておりました(^^;

 後日、宮川尚志氏の論文を読み、このことに気がついて、大変ショックを受けたのは、私のほろ苦い記憶として、今でも残っておりますw

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