超がつくほど、久しぶりの更新となりますw
最近、加藤裕康氏の『ゲームセンター文化論』という本を読み、これが非常に面白かったので、久しぶりにブログを書くことにしましたw
この本ははっきり言って、本格的なゲームセンター研究書であると思います。ゲームや遊びに関する研究は、ホイジンガの『ホモ・ルーデンス』やカイヨワの『遊びと人間』、八尋茂樹の『テレビゲーム解釈論序説/アッサンブラージュ』、『デジタルゲームの教科書 知っておくべきゲーム業界最新トレンド』などといった本がありますが、ゲームセンターという空間を主題に置いた著作は、私が知る限りではこの本だけです。
そこで、早速目次の方を紹介しますと、こんな感じ。
加藤裕康 『ゲームセンター文化論 メディア社会のコミュニケーション』 新泉社
序章 ゲームセンターの若者たち
第1章 ゲームセンターへの視線
第2章 ゲームセンター文化の生成
第3章 コミュニケーション・ノート
第4章 イラスト・ノート
第5章 快適な居場所とするための戦略
第6章 伝言・掲示板
終章 新たな若者文化のきざし
補論1 女子中高生の日常写真ブーム
補論2 プリクラを消費する少女たち
副題が示すとおり、ゲームセンターとコミュニケーションが主題となっており、さらに補論として、ゲームセンター発祥となるプリクラブームと社会との関係性についても述べられております。
とりあえず、自分なりに第2章までの内容をまとめて、以下に記していこうかと思います。
加藤裕康 『ゲームセンター文化論 メディア社会のコミュニケーション』 まとめ
序章
「あんJr.」と「ジュン」という同じゲームセンターの、同じコミュニケーションノートの常連二人の対比が印象的な章。
・「あんJr.」・・・・・・・・・・「あんJr.」と「J.A」という二つの名前を使い分け、コミュニケーションノートにおいても、自分の弱い部分を隠す。
・「ジュン」・・・・・・・・・・コミュニケーションノートの中ではすべてをさらすことができる。
第1章
変なバイアスのかかったものも含めた、ゲーム及びゲームセンターに関する先行研究をまとめ、ゲームセンター独自の魅力を以下の4点にまとめている。
1.大画面・大音量の迫力
2.体感型
3.見知らぬ観客の存在・ハレの場
4.同じ趣味を持つ見知らぬ他者との出会い
第2章
カイヨワの『遊びと人間』で示されている遊びの4つの遊びの要素が、ゲームセンターではどのように現れているかを述べている。
カイヨワが示した遊びの4つの要素は以下のとおり。
・アゴン(競争)
・アレア(運)
・ミミクリ(模擬)
・イリンクス(眩暈)
次に、上記の遊びの要素のうち、アゴンとミミクリについては、ゲームセンターでは以下のような形であらわれている。
・アゴン(競争)
1.格闘ゲームなどでの、人との対戦
2.コンピューターとの対戦でも工夫次第でアゴン(競争)が発生。
3.音げーの“魅せる”プレイ
・ミミクリ(模擬)
ビデオゲームでは、高得点を得られるとハンドルネームを入力する画面が出る。(現実生活と違う別人を演じる)
↓
画面に現れるハンドルネームの文字を通して同じゲームに熱中する他者の存在を感じ取る。
また、ゲーセンに集まる人々の価値観は多様であり、男女でプレイするゲームも異なっている。これらの差を埋めるため、コミュニケーションノートが生まれた。
コミュニケーションノートはもともと、店が客の苦情をすいよせるために置かれたものであったが、やがて、ゲームの攻略や自己紹介がつづられるようになり、ゲーセンは互いに交流しあう社交の場として機能するようになった。
とりあえず、以上が第2章までの内容のまとめです。
ゲームセンターの魅力として、確かにギャラリー、すなわち観客がいるから楽しいといった部分があるのは、なんとなく私も経験したことがあります。自分が強いボスと戦っていたりハイスコアを更新しているときにギャラリーの存在に気がつくと、妙に興奮してきたりしたことがあるのは私だけではないはず。
また、逆に達人プレイヤーが強敵と戦っていて、たくさんのギャラリーがいたりしているときなど、ついつい応援したくなり、まわりにいるほかのギャラリーとの奇妙な一体感を感じるときがあるのは私だけでしょうか?
さて、この本の続きの部分のまとめや感想はまた後日。
こんな動画を見ていると、確かに観客の存在というのは、ゲームや遊びの重要な一要素なんだと思いますね。
最近のアーケードゲームは、ゲーム画面も後ろから見えやすくなっており、テーブル筐体などよりもはるかにギャラリーしやすくなっていることも多いんだなと、今日、ゲームセンターに行って感じました。
8月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2083ページ
読んでた本の数:1冊
積読本の数:14冊
読みたい本の数:3冊
▼読んだ本
TaBiMo横浜 (マップルマガジン)読了日:08月29日 著者:
まっぷる横浜 中華街・みなとみらい 2011 (マップルマガジンシリーズ) (マップルマガジン 関東 18)読了日:08月29日 著者:
「三国志」の女性たち三国志演義に登場する女性たちの描かれ方を、三国志演義が描かれた時代背景を考慮じながら書いている
読了日:08月28日 著者:渡邉 義浩,仙石 知子
[図解]売れる陳列・売れない陳列セールストークき頼らずに商品を売るための様々なノウハウが紹介されている。商売をやっている方は是非!
読了日:08月25日 著者:永島 幸夫
遊びと人間 (講談社学術文庫)ホイジンガの『ホモ・ルーデンス』と合わせて是非!
読了日:08月20日 著者:多田 道太郎,塚崎 幹夫,ロジェ カイヨワ
大清帝国と中華の混迷 (興亡の世界史)読了日:08月16日 著者:平野 聡
スキタイと匈奴 遊牧の文明 (興亡の世界史)読了日:08月16日 著者:林 俊雄
中国語虎の巻―実力アップ15の秘伝読了日:08月16日 著者:彭 飛
▼読んでた本
中国の食文化研究 北京編著者:横田 文良
▼積読本
魏の武帝 曹操 (新人物往来社文庫)著者:石井 仁
「三国志」人物鑑定力の教科書著者:渡邉 義浩
はじめての国際観光学著者:山口 一美,椎野 信雄
著者:フレイザー
シャーマニズム 下 (ちくま学芸文庫)著者:M=エリアーデ
シャーマニズム 上 (ちくま学芸文庫)著者:M=エリアーデ
著者:フレイザー
金枝篇 (4) (岩波文庫)著者:フレイザー
金枝篇 (3) (岩波文庫)著者:フレイザー
著者:フレイザー
中国春画論序説 (講談社学術文庫 2007)著者:中野 美代子
日本の鬼 日本文化探求の視角 (講談社学術文庫)著者:近藤 喜博
橋と異人―境界の中国中世史 (研文選書)著者:相田 洋
項羽著者:佐竹 靖彦
▼読みたい本
著者:白鳥 清
著者:相田 洋
著者:相田 洋
読書メーター
▼ いつのまにやら
いつのまにやら、読書メーターに昨年分のまとめができていたことに気がついたので、貼ってみる。
2009年の読書メーター
読んだ本の数:30冊
読んだページ数:4147ページ
BTOOOM! 1 (BUNCH COMICS)キャスパー!!!・・・・・じゃなかった・・・。
読了日:12月09日 著者:井上 淳哉
アルカディア 2010年 01月号 [雑誌]闘劇DVD長すぎないか?ww
読了日:12月03日 著者:
銃夢 Last Order 3 (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)ザジキタワァ!
読了日:11月29日 著者:木城 ゆきと
銃夢 Last Order 2 (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)ロスコー君・・・・(´;ω;`)
読了日:11月29日 著者:木城 ゆきと
銃夢 Last Order 1 (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)エーリカかわいいよエーリカ
読了日:11月29日 著者:木城 ゆきと
銃夢 Last Order 14 (ヤングジャンプコミックス)面白かった。モーターボーラーたちをはじめ、クズ鉄町の面々が懐かしい・・・・。機甲術使いはエーリカじゃないの?
読了日:11月29日 著者:木城 ゆきと
キャプテン翼 (第23巻) (ジャンプ・コミックス)お前のドライブシュート・・・俺のタイガーショットで打ち返す!
読了日:11月20日 著者:高橋 陽一
キャプテン翼 (第10巻) (ジャンプ・コミックス)日向君・・・・
読了日:11月20日 著者:高橋 陽一
西太后の不老術 (新潮選書)『西太后の不老術』というから、てっきり道教や中国の民間信仰の話が中心になっているのかと思ったが、そうではなく、漢方を中心とした、東洋医学が話の中心におかれている。大量の食事を採り、歩くことすらほとんどせず、海外からの強烈な圧力により強いストレスを抱え、およそ健康的な生活習慣であったとは言えないにも関わらず、長生きした西太后。筆者はその長生きの秘訣を、(おそらくは)中国から選りすぐりの名医達による漢方の処方によるものと考え、本書において、西太后の病状と処方、及び東洋医学の思想を紹介している。
読了日:11月19日 著者:宮原 桂
三国志と乱世の詩人中国史上に「建安文学」と言われる時代を築き、李白や杜甫からも尊敬を受けた三国時代の詩人たちの作品を解説した本。八木章好氏の「三国志漢詩紀行」や松浦知久氏の「詩歌三国志」、吉川幸次郎氏の「三国志実録」や、魯迅の「魏晋の詩の気風と酒、及び薬の関係」などと合わせて読むと面白いと思う。
読了日:11月07日 著者:林田 愼之助
アルカディア 2009年 12月号 [雑誌]闘劇DVD長すぎwww
読了日:10月30日 著者:
アジア海賊版文化 (光文社新書)タイトルはアジア海賊版文化だけど、海賊版に関する話はあまりない。海賊版の話というよりは、海賊版を含めた文化が、アジアでどのようにグローバル化していったのかを述べた本。
読了日:10月27日 著者:土佐昌樹
現代日本のアニメ―『AKIRA』から『千と千尋の神隠し』まで (中公叢書)アメリカの日本文学を専門に研究する学者によって書かれた本。アニメの中に描かれた男女のジェンダーの差を初めとしたアニメと日本社会との関係を述べた、かなり本格的なアニメ論だと思う。かなり面白かった。
読了日:10月24日 著者:スーザン・J. ネイピア
「三国志」漢詩紀行 (集英社新書)三国志にまつわる詩と各詩の背景について述べた本。なかなか面白かった。
読了日:10月13日 著者:八木 章好
東方儚月抄~Silent Sinner in Blue. 底 (3) (IDコミックス REXコミックス)最後は結局、いつもどおりの東方
読了日:10月10日 著者:ZUN
BTOOOM! 1 (BUNCH COMICS)なかなか面白かった。いくつかの伏線がどう消化されるのか楽しみ。
読了日:10月10日 著者:井上 淳哉
「萌え」の起源 (PHP新書 628)時代劇の話が多すぎる上に、それらの時代劇と漫画やアニメとの関連性があまり見出せなかったなぁ・・・。
読了日:10月06日 著者:鳴海 丈
バガボンド(31)(モーニングKC)読了日:10月05日 著者:井上 雄彦
知の座標―中国目録学 (白帝社アジア史選書)中国における本のジャンル分けの話。ちょっと難しいかな?
読了日:10月02日 著者:井波 陵一
中国怪異譚 閲微草堂筆記〈上〉 (平凡社ライブラリー)読了日:10月01日 著者:紀 〓
アルカディア 2009年 11月号 [雑誌]読了日:09月30日 著者:
こはるびより 5 (電撃コミックス)読了日:09月27日 著者:みづき たけひと
「三国志」軍師34選 (PHP文庫 わ 12-2)読了日:09月26日 著者:渡邉 義浩
東方儚月抄 ~月のイナバと地上の因幡 (上) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)読了日:09月12日 著者:あらた としひら,ZUN
日本を変えた10大ゲーム機 (ソフトバンク新書 87)読了日:09月03日 著者:多根 清史
アルカディア 2009年 10月号 [雑誌]読了日:08月30日 著者:
アルカディア 2009年 09月号 [雑誌]読了日:07月30日 著者:
アルカディア 2009年 06月号 [雑誌]読了日:05月30日 著者:
アルカディア 2009年 07月号 [雑誌]読了日:04月30日 著者:
アルカディア 2009年 05月号 [雑誌]読了日:03月30日 著者:
読書メーター
ここ数ヶ月の間に読んだ本です。
7月の読書メーター
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:1984ページ
アルカディア 2010年 09月号 [雑誌]読了日:07月30日 著者:
モテモテ販売員の接客術―なぜ「この店」で「あの店員さん」から買ってしまうのか読了日:07月29日 著者:木暮 衣里
東方儚月抄~月のイナバと地上の因幡 下巻 (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)輝夜さんはかつてエヴァカニア・ドゥームだったのねw
読了日:07月24日 著者:
ああっ女神さまっ(41) (アフタヌーンKC)読了日:07月24日 著者:藤島 康介
ああっ女神さまっ(39) (アフタヌーンKC)読了日:07月24日 著者:藤島 康介
アルカディア 2010年4月号 [雑誌]読了日:07月19日 著者:
アルカディア 2010年 06月号 [雑誌]読了日:07月19日 著者:
アルカディア 2010年 03月号 [雑誌]読了日:07月19日 著者:
アルカディア 2010年 02月号 [雑誌]読了日:07月19日 著者:
アルカディア 2010年 05月号 [雑誌]読了日:07月19日 著者:
アルカディア 2010年 08月号 [雑誌]読了日:07月19日 著者:
アルカディア 2010年 07月号 [雑誌]読了日:07月19日 著者:
山の民水辺の神々―六朝小説にもとづく民族誌 (あじあブックス (027))読了日:07月18日 著者:大林 太良
人造人間カティサーク④ (CR COMICS)読了日:07月18日 著者:緒方てい
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ジンキ・エクステンド ~リレイション~ 1 (ドラゴンコミックスエイジ つ 1-2-1)読了日:07月18日 著者:綱島 志朗
BTOOOM! 3 (BUNCH COMICS)キャスパー!
読了日:07月18日 著者:井上 淳哉
銃夢 Last Order 15 (ヤングジャンプコミックス)読了日:07月18日 著者:木城 ゆきと
キャプテン翼 海外激闘編 日いづる国のジョカトーレ (下) (ヤングジャンプコミックス)読了日:07月18日 著者:高橋 陽一
キャプテン翼 海外激闘編 日いづる国のジョカトーレ (上) (ヤングジャンプコミックス)読了日:07月18日 著者:高橋 陽一
中国人の本音 中華ネット掲示板を読んでみた人気ブログ大陸のススメの管理人の本!面白い。
読了日:07月17日 著者:安田 峰俊
横浜中華街―世界最強のチャイナタウン (中公新書ラクレ)横浜中華街の歴史について書かれた本。最初は中華料理の街ではなかったとか。
読了日:07月17日 著者:田中 健之
三国鼎立から統一へ―史書と碑文をあわせ読む (京大人文研漢籍セミナー)京大人文研のセミナーの本
読了日:07月17日 著者:
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